MAS(京大院教育) さんの投稿記事

細かいことの重要さ

 先日の授業で小学生の生徒さんに速さについての授業を行いました。距離と速さと時間の関係はきっちり理解できていたため,順調に進むのではないかと考えていましたが,実際に授業をしてみるとどうも予想通りに進みません。原因が何かと考えてみたのですが,計算するときに単位をつけないことが間違いではないのかという結論に至りました。つまり速さを出すには距離÷時間をすればいいことは理解しているのですが,式に単位をつけないので,計算しているうちにどれが距離でどれが時間で,さらには何を求めたのかが分かりにくくなるようです。

 私自身も小学生の時は生徒さんと同じく「単位なんか付けなくても分かるし,むしろ面倒くさい」と思っていたのですが,ある程度大きくなってやっと単位をいちいち書き込んでおく様な細かい手法の重要さが理解できました。単位をつけること自体は簡単なことですし,ケアレスミスをなくすためにもぜひ取り組んでほしいと考えています。

英単語の暗記

 ある生徒さんの授業なのですが,先月から単語カードを使って英単語の暗記を始めました。今までに覚えている単語の量はそれほど多くないので,教科書の説明をしていると次々と単語カードの枚数が増えていきます。横で見ていて「こんなに一気に覚える単語が増えて嫌になってしまわないだろうか」と心配していたのですが,読み方を併記したり,単語に番号を振ったりと自分なりの工夫をしながら積極的に取り組んでいます。どうやら取り越し苦労だったようで安心しています。ある程度慣れるまでは「どうして”ea”は『エア』ではなくて『イー』と読むのか」や,「『ズ』と読むのにどうして”s”や”z”ではなく”th”なのか」と,英語の音とつづりの関係に苦労していたのですが,最近はそれらにもだんだん慣れてきたようです。

 前回の定期テストで単語に関する問題を何問か間違ってしまい,「結構いい点が取れたのに,あれが正解だったらもっと高得点だっただろう」というのがモチベーションになっているようです。そのため次のテストも期待できそうで今から楽しみにしています。

論文への反応

 急に寒くなり,周りでも体調を崩す人がちらほらとみられます。私はまだ何ともないのですが,気をつけていこうと思います。

 今年の夏に学術誌で論文を発表したのですが,先日その論文について学外の方からメールで問い合わせがありました。内容は私の実験で使った材料を参考にしたいので送ってくれないかというものでした。私自身も先行研究を調べる際に海外の研究者に問い合わせをすることはあったのですが,される側になるのは今回が初めてでした。

 実験を行い,結果をまとめ,文章化し,査読者のコメントに従って改訂し・・・と,論文を発表するまでにはやるべきことが非常にたくさんあります。しかしいったん発表してしまった後は特にその論文について何かするということが無く,いわば放置している状態でした。はたして誰かに読んでもらえたのか,それとも読み飛ばされたのかということについてはなかなか知ることができません。今回の問い合わせで自分の書いた論文が(少なくとも1人には)興味を持って読まれているということが分かり,とてもうれしく思っています。

東大での学会

先日学会で東京大学まで行ってきました。京大と同じく観光で来ている人が多かったのですが,東大の場合それに加えて公園の様な使われ方もされているようで,遊んでいる親子連れが何組か見られました。キャンパスは街中にあるのですが,芝生があったり街路樹があったりと緑が多い印象でした。

 会場自体は古めかしい建物で,小さな部屋に分かれてセッションが行われました。神戸大学で行われた去年の学会では1つの部屋で全てのポスターを見ることができたため,そと比べると少し不便でした。それでもやはり多くの人が来ていて,私も自分の研究に多くのコメントをもらうことができました。ちなみに東大の写真として良く使われる安田講堂もセッションの隙間を狙って見に行ってきました。写真では安田講堂だけが写っているのですが,現在は左後ろに新しく建てられた建物が見えています。ただあまり格好いいものではないため,パンフレットでは昔の写真を使ったり,加工で後ろの建物を消したりしているようです。

テスト返却

 9月の終わりになってやっと涼しくなってきました。クーラーのリモコンに手を伸ばすこともほとんどなくなり,過ごしやすいシーズンになってきました。

 担当している生徒さんの1人の学校では早くも定期テストが行われました。テスト自体はまだ返ってきていないのですが,「この問題は出来た,ここは出来なかった」ということについて逐一教えてくれています。今回のテスト範囲は教科によってはかなり自信があったようで,かなりいい点数になると予想しているようです。自分の経験からいうとうっかりミスがあったり,出来たと思った問題が出来ていなかったりと,期待している時でも自分の思っていたほどに点数が伸びないことがあるものです(実際中学高校の時はそれでテスト返却の時にがっかりすることも多かったです)。それでも計算の正確さや問題文の把握のしかたは前回の定期テストからも随分と伸びてきていることもあり,僕自身も結構いい点数になるのではないかと期待しています。テストが返却されているであろう次の授業が楽しみです。

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MAS(京大院教育)
京都大学教育学部を経て京都大学大学院教育学研究科認知心理学講座所属。東大寺学園高校出身。

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