_kafka(京大院理) さんの投稿記事

自律ということ

プロフェッショナルオートノミーという言葉があります。医師などの高度な専門的能力が求められる職業に従事する者(プロフェッション)に与えられる/求められる、職務上の自律性のことです。職務において自分が何をなすべきかを自ら規定し、実践していくということです。

家庭教師の仕事は、自律性が求められる仕事です。自分の仕事ぶりを逐一指導する上司はおらず、手を抜いてもやっていけてしまう状況というのも少なくありません。結果が出なくても、生徒のせいにしてしまうことさえできます。そのような中で、自分が家庭教師として果たすべき役割は何なのかをきちんと考え、自ら決めた規範に従って行動していくことは、少なくとも私にとって何より重要なことです。

私が担当することになった兄妹の一人は、ある緊急の課題を抱えていました。私はこの一カ月、その子がそれを乗り越えるために、その子自身が何をするべきか、そして私がどのようなサポートをすべきか、常に妥協なく考え、行動してきたと思っています。2月の合計指導時間は40時間近くなり、その間に厳しいことも言いました。指導を通じて私が伝えたかったのはやはり、自律ということ、「自分でやると決めたことはやる」ということです。高々1カ月の間にそれを伝えようというのは無謀なことだったかもしれませんが、本人も何かを感じ取ってくれたのではないかと思っています。

別にこれでその子の指導が終わったわけではないのですが、先日の指導でまずは一区切りがつき、私も(たぶん、その子も)一息ついているところなのです(何か総括めいた内容になってしまいました)。あとは結果が出ていることを祈るばかり。人事を尽くして天命を待つ、です。

二人の生徒

1月から小学生の女の子と高校生の男の子を担当しています。

お兄さんは明るい子で、家庭教師の私にもかしこまる事なく、快活に話しかけてきます。歴史が好きで、歴史検定の二級をもっているそう。一度その気になるとエネルギーを惜しまないようで、勉強も「難しい問題」と言われると燃えるタイプのようです。

妹さんはお兄さんに比べると、少し人見知りする性格のようです。絵を描くのが好きな子で、私がプリントのコピーをお願いすると、かわいらしい絵を表紙に描いて渡してくれました。また几帳面な性格のようで、日々の授業では計算の速さ・正確さに毎回感心させられています。

ちなみに私は昨年の11月に東京から京都に来たばかり。東京でも何人か生徒さんを担当してきましたが、二人の生徒さんを同時に担当するのは初めての経験です。年齢も性格も違っていて、お互いの特徴がよりはっきりと感じられます。これから少しずつ、二人のことを知っていきたいと思っています。

2012年5月
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_kafka(京大院理)
早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科卒。 来年度より京大・数理解析研究所にて再度修士課程に進学予定。 工学→行政学→数学とさまざまな専攻を渡り歩いてきましたが、試行錯誤の末、いまは研究者を目指す夢追い人。 生徒の持つ自然なエネルギーを大事にした指導を心がけています。

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