生徒を見る目(2)
うつむいて固くなっている生徒に小さな声で話しかけます。
「ここでは勉強できなくてもいいんだよ。学校じゃないからね。」
「・・・」
威圧しないように、しゃがんで生徒の目線より低くなるようにします。ゆっくりと話しかけながら時々質問してみるのですが、「わからん」と答えるだけです。でも反応が返ってくるだけでもいいなと思いつつ、ゲームの話をしたときのことです。
「なんかゲームやってる?」
「・・・・うん」 ![]()
「おぉ、どんなゲームをやってるの?」
「おしえない」
少し反応が和らいできました。でもどんなゲームをやっているのか知りたくなります。「なんだぁ、教えてくれないのかぁ」と言いながら、自分の好きなゲームの話をしました。それがどんぴしゃ、彼がはまっているゲームだったんですね。バイオハザードという、ゾンビが出てくる世にも恐ろしいゲームです。
(続く)

