目のトレーニング2
前回の記事で書き残した、目と脳と体で見る力(脳の情報処理機能)についてです。
目と脳と体で見る力を支えているのがイメージ力です。私たちの脳は、情報を映像として描いたり保存したりする技術を持っています。イメージすることで、先のことを予測したり、体を反応させたりすることができるのです。
イメージ力を駆使するには次の4つの力が必要です。
- 形を正しく認識できる
- すばやく目標物を見つけられる
- 一部を見て全体を把握できる
- 見聞きしたことをイメージ化できる
形を認識できなければ文字や図形の判別が困難になるでしょうし、目標物を見つけにくいと辞書調べや長文読解が苦手になるでしょう。どれも学習において大切な能力です。このように、“見る力”の中には、視力や立体的にみる力以外にも、見たことを正しくイメージしたり処理したりする力もあるのです。
付録のCDの中に、瞬間的に数字(4桁から8桁)を覚えるトレーニングがありました。表示されるのは一瞬ですので、いちいち数字を認識しながら覚える暇はありません。どうするのかというと、ぱっと見てイメージとして覚えるのです。後からそのイメージを読み取って数字を答えることができます。
興味のある対象には驚異的な記憶力を持っている広汎性発達障がいの生徒にこの課題をやってもらいました。私の予想では8桁くらいは余裕だと思っていたのですが6桁も怪しかったです。長期的には優れた記憶力を持っていても、短期的にイメージしたものを読み取る力は平均的だったのが印象に残りました。
2009年3月22日 | 教育・受験関係の話題 | シリウススタッフ | コメント(0)
