1月2010年

英語の文型と、関係代名詞

いつもは日々の徒然事を投稿するのですが、今日は言語の特徴について。

私は現在中学三年生の子を指導しているのですが、その子は現在英語の関係代名詞でつまづいています。関係代名詞の入った文を「読む」のは大丈夫なのですが、英作文が苦手なようでした。

英語の関係代名詞の使い方は、英語そのものの特徴と大きな関わりがあります。たとえば、「私が読んだ事のある本」は”the book (which) I have read”になりますが、日本語と英語で大きく異なるのは、「本」を修飾する節である「私が読んだ事のある」は、「本」の前につくことになります。それに対し、”the book”を修飾する”(which) I have read”は”the book”の後ろにつきます。

他にもいくつか例文を見てみます。「母は、私が読んだ事のある本を買った」という文を英語で考えてみますと、まず英語は基本骨子”My mother bought the book”を構成し、その後に「私が読んだ事のある」という情報”which I have read”を付加して”My mother bought the book which I have read.”という文を作ります。

他にも、「本をたくさん読む事は重要だ」という文ならば、英語は普通”To read many books is important.”ではなく”It is important to read many books.”となります。これは、本来主語として頭に来る「本を沢山読む事」の情報が多すぎるため、とりあえず変わりとなる骨子の”It is important”を最初に置いてから、”to read many books”を付加するという構成になるからです。

ここからわかるのは、英語というのは「後ろに延びていく言語」であるということ、そして、それには必ず英文の核となる部分が必要になるということです。

それが所謂SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCの五つの文型です。日本語ではしばしば省略される主語が、英語では必ず配置される理由はそこにあります。主語を抜いてしまうと、この文型が成り立たなくなるのです。こういった英語の特徴は、中学レベルの文法問題をやっていても決して見えてきません。だから、日本語を英語に直したりするときにすごく難しく感じるのです。

以上のような事を踏まえると、ある一つの、簡単な英作文のこつが見えてきます。それは、「~は(…に)…を―する」という、英文の一番基本的な文型を考えることです。上記の「母は私が読んだ事のある本を買った」なら、「母は本を買った」とし、それでまず文を作る。そのあとに関係代名詞で「私が読んだ事のある」を付加します。あるいは、「本が好きだ」という簡単な文でも、本来省略されている「私が」を付加して「私は本を好む[本が好きだ]」と補う必要もあるでしょう。

また、逆に英文の読み方も、”My mother bought the book which I have read.”などは、「一気に最後まで読んで[母は、私が読んだ事のある本を買った]と読む」ではなく、「”My mother bought the book”で[母は本を買った]と理解する→ “which I have read.”で[その本を私は読んだ事があるのだ]と理解する」と読んでいくのが本来の読み方です。「文が後ろに延びていく」とは、つまり「そのつどそのつど単語を理解し、前の単語に補足していく」ということなのです。

もちろん、文型だけをしっかりやって英文が読める書けるほど英語は楽ではありません。しかし、中学生のうちでは(あるいは高校生になっても)文型の理解がおろそかにされがちなのも事実です。そこをおろそかにしてしまうと、英語は理解できません。そして、こういった事が知識にあったとしても、だからといって英語がすんなり理解できるわけでもありません。だから、何より一番大事なのは、沢山の英語に触れていく事です。そうすれば、知識でなく感覚として理解できるのですから。

復習の効果を信じて!

ここ1ヶ月ほど、授業で以前に学習した範囲の復習を行っています。毎回、2~3回分くらいずつまとめて問題演習を行っています。以前に解いたときに苦手だった問題は、時間がたつと解き方を忘れていたり、その応用問題には手も足も出なくなっていたり、と生徒さん自身も私も歯がゆい思いをしつつ、授業をしています。“きちんと復習しておかないと、せっかく勉強しても成果が出ない!”ということを、最近、身をもって経験した生徒さんは、とても真面目に取り組んでくれているので、私まで励まされています。

生徒さんを見習って私も大学の試験勉強を頑張ろうと思います:idea:

英語教科書を斬る!其の1 ~知らないと恥をかく編~

さて、いきなりですが、いま手元にある英語の教科書からすこし抜粋します。

日本語「私はコーヒーが一杯欲しいです。」

英訳「I want a cup of coffee.」

とてもシンプルで、一見完璧なこの英文。もしこれが間違っていると言われたら、どうでしょう?

—————————

高校生の頃、海外でサマースクール(夏休み研修)に参加した時のことです。

その学校にはイギリス、フランス、ドイツを始めとして中国、そして日本など様々な国から生徒が集まっており、まさに多国籍な空間でした。そんな時こそ、頼りになるのが英語。英語が苦手な私たち日本人組も、なんとか頑張って英語で生活していた訳ですが…

研修が始まって1週間ほど経ったあたりから、妙な評判が立ち始めたのです。なんとその内容は、

「日本人は礼儀正しいと聞いていたが、とんでもない。口調も横柄だし、すこしがっかりしたよ」

というものだったのです。

かくいう私にも心当たりがありました。以前喫茶店でコーヒーを注文した際に、あからさまな”なんだこの生意気な生徒は?”という目で見られたことがあったのです。私としては普段通り、丁寧に注文したつもりだったのですが・・・

結局この評判はお互い仲良くなるにつれて薄れていったのですが、奇妙な後味の悪さを研修中ずっと感じていたのを覚えています。

この評判の真相は、いったいどういうことだったのでしょうか…?

————————–

結局その答えが分かったのは、帰国してだいぶ経った後でした。

答えは、日本人が使っていた英語の”表現”にあったのです。

ここで、冒頭で挙げた英文をもう一度振り返ってみましょう。冒頭であげたのは、

「I want a cup of coffee.」

という英文でした。教科書には”欲しい”は”want”と書いてあったので、私はいつもこの表現で注文していたのですが…これがとんでもない英文だったのです!

教科書に載っている和訳は

「私はコーヒーが一杯欲しいです。」

というものでしたが、実はこの英文はネイティブにはこう聞こえていたのです。

「オレ、コーヒー欲しいんだけど。」

でも、いったいなぜでしょうか?

その理由は、ここの英文で使われている

“want”

というフレーズにあります。これは実はかなりくだけた、こどもっぽい表現で、相手に要求を伝える際に使うと失礼に当たるのだと後で調べてわかったのです。

お願いをするときネイティブは、ある程度の年齢になったならば必ず

“would like to”

という表現を使うのが礼儀だそうで、もし相手に対してI want…などと言おうものなら、これは自分勝手で、子供っぽい言動と捉えられてしまうそうです。

後でそうわかった時に、「そんな、教科書にはそんなこと一言も書いてないよ!」と自分の勉強不足を呪ったものです。

他にも、

“You go first.”

「お先にどうぞ」のつもりが、「おまえ、先に行けよ」という意味に。正しくは”After you.”,”You first.”

“Ah, OK”

「ええと、いいですよ」のつもりが、「はあ?まぁ良いけど…」という意味に。正しくは”No pleblem”または単に”OK”

-

など、私が何気なく使ってしまう英語のフレーズにも落とし穴がたくさん。

調べてみると、どうやら日本人とはじめて話した時に、「聞いていたのと違って失礼な人たちだ…」と感じる外国人は結構多いご様子。こんな些細なことで評判を落としちゃうのは本当にもったいない気がして、中学の教科書の中で”I want…”なんてお願いしている場面が出てくるたびにちょっと歯がゆい気分になります。(もちろんくだけた会話で使う分には何の問題もない表現だそうです。)

——————-

と、いうわけで、実践式英語表現は…

日本語「私はコーヒーが一杯欲しいです。」

英訳「I’d like some coffee.」(または「May I have have some coffee.」等)

で決まり!

学力テスト

 2010年が始まって早くも1カ月がたとうとしています。卒論の提出,口頭試問,そして控えている大学院入試と,授業がないにもかかわらずバタバタとあわただしく日が過ぎていきます。

 さて,今月の終わりに,教えている生徒さんの学校で定期テスト以外の学力テストがあったようです。そのために対策をしたいという生徒さん自身の希望で1月の後半の授業は苦手な分野の復習に充てました。大学の授業では学部や授業にもよるのですが,基本的に優(80点以上),良(70~79点),可(60~69点),不可(60点未満)の4段階で成績評価が行われます。私が所属する教育学部は4段階評価です。そのためたとえ優の成績を貰ってもそれが80点なのか95点なのか分からず,なかなかモチベーションにはつながりません。ただ生徒さんはそれとは違って,口ではめんどくさいとは言いつつもテストがやる気につながっているようで,がんばって学習に取り組んでいました。私自身も中学高校の時テストでいい点を取ると気分が良かったですし,満足できる点数を取って自信につなげてくれればいいなと思いながら授業をしていました。

自分の気持ちをありのままに

子どもから「どうしてこんなひどいことするのだろう」と思うようなかかわりを受けたこと、ありませんか?

ボランティアや実習などでたびたび子どもとかかわってきて、まるで「全否定」を突きつけられたような一方的なかかわりを向けられたことがあります。そんなとき、受け入れなきゃと思いながらも、とても腹が立ったり怖かったり、なかなか自分の気持ちに収まりがつかず、次回が重たくのしかかることがありました。

「どうして」と思いながら気づいたことは、わたしはその子から「気持ちが離れている」ということでした。気持ちが離れているなら、相手は一方的にならざるを得ない。激しいかかわりを持たせてしまっていたのは、わたしのほうだと気づいたのです。

それからは、受け入れなければと思うばかりでなく、怖い気持ちや苛立ちなども全部、自分の気持ちを素直に認め、きちんとこたえていくようにすると、自然とキャッチボールができるようになりました。

自分の気持ちをありのまま感じとり、素直であること、そうすることで、相手との自然なかかわりが開かれていくのだと実感しました。

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