漫画と小説
先日小学生の生徒に小説を勧めたところ、「どうして小説を読まないといけないの? 漫画の方が面白いじゃん」と尋ねられました。
昔よりは漫画が世間に容認されるようになった、とはよく聞きます。私なんかは親が漫画読みだったため、小学生の頃から毎週親の買ってくるサンデー・ジャンプ・マガジンを読みあさる生活が続いています。漫画は視覚に訴えて来ますし、非常に分かりやすい。その長所は何より重要です。わかりにくいよりは数倍いい。ちなみに小学生の時分の私は漫画で漢字を覚えていました(笑)いい漫画はしっかりと物語がありますし、時には人を泣かせるほどの表現力を持っていたりします。
それでも私が小説を勧めようとしたのは、一つの作品に詰まった情報量は小説の方が圧倒的に多いからです。漫画と比べて活字はわからないという声もありますが、それは想像力を鍛える練習にもなります。文字だからこそ表現できるものもあるのです。
結局、どちらかが優れている訳ではないんです。面白い作品は小説でも漫画でも面白い。「漫画」とか「小説」とかいったカテゴリー全体を避ける事は視野を狭めてしまいます。若い人には(こんな事を書くと老人っぽいですが)分野を問わずいろんな作品に触れていってほしいと思った日曜日の夜でした。
2009年11月1日 | 家庭教師レポート | M-T-M(京大法) | コメント(1)