英語教科書を斬る!其の1 ~知らないと恥をかく編~
さて、いきなりですが、いま手元にある英語の教科書からすこし抜粋します。
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日本語「私はコーヒーが一杯欲しいです。」
英訳「I want a cup of coffee.」
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とてもシンプルで、一見完璧なこの英文。もしこれが間違っていると言われたら、どうでしょう?
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高校生の頃、海外でサマースクール(夏休み研修)に参加した時のことです。
その学校にはイギリス、フランス、ドイツを始めとして中国、そして日本など様々な国から生徒が集まっており、まさに多国籍な空間でした。そんな時こそ、頼りになるのが英語。英語が苦手な私たち日本人組も、なんとか頑張って英語で生活していた訳ですが…
研修が始まって1週間ほど経ったあたりから、妙な評判が立ち始めたのです。なんとその内容は、
「日本人は礼儀正しいと聞いていたが、とんでもない。口調も横柄だし、すこしがっかりしたよ」
というものだったのです。
かくいう私にも心当たりがありました。以前喫茶店でコーヒーを注文した際に、あからさまな”なんだこの生意気な生徒は?”という目で見られたことがあったのです。私としては普段通り、丁寧に注文したつもりだったのですが・・・
結局この評判はお互い仲良くなるにつれて薄れていったのですが、奇妙な後味の悪さを研修中ずっと感じていたのを覚えています。
この評判の真相は、いったいどういうことだったのでしょうか…?
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結局その答えが分かったのは、帰国してだいぶ経った後でした。
答えは、日本人が使っていた英語の”表現”にあったのです。
ここで、冒頭で挙げた英文をもう一度振り返ってみましょう。冒頭であげたのは、
「I want a cup of coffee.」
という英文でした。教科書には”欲しい”は”want”と書いてあったので、私はいつもこの表現で注文していたのですが…これがとんでもない英文だったのです!
教科書に載っている和訳は
「私はコーヒーが一杯欲しいです。」
というものでしたが、実はこの英文はネイティブにはこう聞こえていたのです。
「オレ、コーヒー欲しいんだけど。」
でも、いったいなぜでしょうか?
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その理由は、ここの英文で使われている
“want”
というフレーズにあります。これは実はかなりくだけた、こどもっぽい表現で、相手に要求を伝える際に使うと失礼に当たるのだと後で調べてわかったのです。
お願いをするときネイティブは、ある程度の年齢になったならば必ず
“would like to”
という表現を使うのが礼儀だそうで、もし相手に対してI want…などと言おうものなら、これは自分勝手で、子供っぽい言動と捉えられてしまうそうです。
後でそうわかった時に、「そんな、教科書にはそんなこと一言も書いてないよ!」と自分の勉強不足を呪ったものです。
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他にも、
“You go first.”
「お先にどうぞ」のつもりが、「おまえ、先に行けよ」という意味に。正しくは”After you.”,”You first.”
“Ah, OK”
「ええと、いいですよ」のつもりが、「はあ?まぁ良いけど…」という意味に。正しくは”No pleblem”または単に”OK”
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など、私が何気なく使ってしまう英語のフレーズにも落とし穴がたくさん。
調べてみると、どうやら日本人とはじめて話した時に、「聞いていたのと違って失礼な人たちだ…」と感じる外国人は結構多いご様子。こんな些細なことで評判を落としちゃうのは本当にもったいない気がして、中学の教科書の中で”I want…”なんてお願いしている場面が出てくるたびにちょっと歯がゆい気分になります。(もちろんくだけた会話で使う分には何の問題もない表現だそうです。)
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と、いうわけで、実践式英語表現は…
日本語「私はコーヒーが一杯欲しいです。」
英訳「I’d like some coffee.」(または「May I have have some coffee.」等)
で決まり!
2010年1月31日 | 家庭教師レポート, 教育・受験関係の話題 | Mr.T(京大工物) | コメント(1)