サッカーと心理学
南アフリカW杯がついに開幕しましたね。4年に一度の祭典を僕もとても楽しみにしていました。
観戦していると、国によって様々なスタイルがあることを明確に感じます。このようなスタイルの違いは、国民性の違いから生まれていると考えられます。
例えば、日本は決定力不足だと飽きるほど言われています。これは他の国でも少なからず言われることですが、日本は特に顕著だと思われます。スペインのフェルナンド・トーレスや、イングランドのルーニー、アルゼンチンのメッシなどは、決定力が不足していると言われることはほぼありません。
その理由として、日本人は個として目立ち、行動することを好まないからだという考えがひとつあります。「俺がゴールを決めてやる」という気持ちよりも、「味方のためにパスしよう」といった気持ちが働くために、強引にでもシュートを打ってゴールを決めるというプレーが見られないという考えです。「出る杭は打たれる」というように、自分が目立つことを敬遠する文化で育つと、サッカーのプレーにもそういったこころの働きが現れるのでしょうか。サッカーは11人でプレーしますが、最後に点を決めるのはひとりです。日本チームはゴール前までは割合スムーズにいくのですが、最後のシュートがうまくいかないことが多く、見ている側としてはイライラします。
日本人選手の中にも、海外でプレーする経験を重ねて、技術だけでなく、海外で必要とされるこころのあり方を学んでいる選手も増えてきました。現在注目されている本田選手などは、日本人とは大きく異なるメンタリティーの持ち主です。現役は引退しましたが、中田英寿選手にも通じるものがあるように感じます。
このように、サッカーにも国民性や文化の違いが現れていると言えます。他にも様々な点でサッカーとこころは相互に関連しています。いつか、サッカーからひとのこころにアプローチするという研究ができればいいなと考えています。