苦手意識

先日理科1分野(物理・化学)の授業を行っていた時のことです。

その生徒さんは算数・数学に強い苦手意識を感じていて,掛け算や割り算はどうしても嫌だということを本人も常々言っていました。それ以前の授業で計算問題が出てきたときも,無理だと言って早々にあきらめてしまい手をつけようともしなかったので,今回も自分で解くのはきついかなあと思いながら横で見ていました。するとやはり本人は「うわ,これ数学やん」と言って嫌がります。普段は僕が「じゃあいっしょにやってみようか」と言って,解き方だけでも教えようとしていたのですがその日はいつもとは違いました。「できひんかもしれへんけどやってみるわ」と言って,自分で問題に取り組み始めたのです。横からちょこちょことヒントを出しながらではありましたが,何とか正解にたどり着くことができました。苦手にしていた計算問題を解くことができて本人も嬉しそうなそぶりは見せていましたが,僕も嬉しかったです。

自分にもおぼえがあるのですが,それまではできなかった問題が解けるようになると何とも言えない達成感があるものです。こういう経験を1つずつ積み重ねて,苦手意識を少しずつでも減らしていければと思います。

コメント

そのうれしい気持ち(生徒と先生双方の)はとてもよくわかります。
とくに苦手分野では「できた」体験が少ないので、できたときの達成感は大きいですね。
また、苦手なところをやるときは、問題のレベルをぐっと下げて、「あ、結構解けるんだ。」という感覚を持ってもらうことも大事です。
そして、無理にレベルアップを強いないこともまた気に留めておくといいですね。
そのようなさじ加減はとてもうまい先生だと思いますので、これからのご指導にも期待しています。

2009年1月30日 | シリウススタッフ

コメントの投稿

コメントを投稿するにはログインしてください。

トラックバックURL: http://www.siriusac.net/report/sirius522.html/trackback