先日、猿の教育に関する面白い記事が出ていましたので取り上げてみます。
人の髪を使って歯磨きする野生のカニクイザルの母親は、子どもが見ていると髪を何度も口から出し入れするなど大げさに道具や使い方を見せる教育のような行動をすることが、京都大霊長類研究所の正高信男教授(霊長類行動学)らのグループの研究で分かり、米科学誌「プロスワン」で10日に発表した。(京都新聞より)
正高教授は、発達障がいの子どもたち用のパソコン教材の開発もされていますので、シリウスとしても大いに応援しています。
さて、今回の記事で驚いたのが、人以外の動物で教えるという行為が初めて見つかったということです。猿は教育行動くらいするものだと思っていたので、そうではなかったことにちょっとびっくりというわけです。
時々、京都市動物園に猿山を見に行くのですが、集団内での力関係や親子関係がとても人間に似ています。ちょこまかする小猿のしっぽを持って、周りの猿から守る意味もあるのでしょうが、小猿をコントロールしている親猿を見ているとほほえましいです。これだけ高度な社会を作る猿たちが、子どもに教える行為をしないことのほうが不自然のような気がします。あからさまに教えるということをしないだけかもしれませんね。
2009年3月12日 |
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今日の京都新聞で、1ページまるまる使って、京大の松本総長と堀川高校の荒瀬校長、それからZ会社長との対談が記事にされていました。もちろん広告的な要素がありますが。。
新時代に求められる教育とは何だろうというテーマです。
変化が激しい現代において必要とされるのは、変化を乗り切る自由で柔軟な発想である。そして、自由な研究・旺盛な探求心で知られる京大と堀川高校のトップの意見を聞いてみよう、ということらしいです。
京大の松本総長が一貫して述べていることは基礎の大切さです。目の前の課題に真剣に取り組むことによってたくさんの引き出しを作り、後の専門分野の研究に生かすことはもちろん、他分野に首をつっこめる幅の広い人材になって欲しいという思いのようです。
堀川の荒瀬校長は、いろいろなことに興味を持ち、自ら調べる力を身につけて欲しいと述べています。後の大学での研究につながる積極的な探求の態度を養成したいと考えているのでしょう。
京大にも本当に様々なタイプの学生がいますが、自分のやりたいことがはっきりしている学生は輝いていますね。目的意識を持って知識をどんどん吸収し、実際の場面でそれを生かしていくので成長するばかりです。そんな様子をみていると、このような学生たちがこの国を引っ張っていくんだなとうれしくなります。
そういう若者を育てるためにはどのような教育が必要なのかと考えると、「教育」という言葉がおこがましく感じられるようになります。やはり子どもひとりひとりが持っている力を大人が信頼し、いかに育んでいくかということになると思います。育つ環境を整え、必要なときに必要なサポートをすることに集約されるでしょう。
しかし、今の時代はどうかといえば、その環境が乱れ、過剰な押しつけが蔓延していると思います。そのひずみとして、学校に行かない生徒も増えています。シリウスにもたくさんの不登校を選んだ生徒たちがいます。彼らから大人たちが何を学び、行動するのかが問われているのかもしれません。
2009年2月5日 |
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