はち(京大教育) さんの投稿記事

家庭学習との連携

担当する小5の生徒さんが受験をすることになってから、よく悩まされるのが、家庭学習のさじ加減です。今、ご家庭には週に2回伺っていますが、どうしても一回90分の授業の中では、基本的な計算などの問題数をこなす時間がとれません。

そこで、家庭でも少しずつ学習を進めてもらっているのですが、これがなかなか上手くは行きません。スムーズに学習に取り組めることが少なく、いつも喧嘩のようになってしまい、解けるはずの問題も解けなくなってしまうそうです。集中力のあるときは頭の回転も速く、難しめの問題も解けてしまう子なので、とても勿体ないなあと思います。しかも解けないとまたそのことがストレスになり、悪循環に陥ってしまうようなので、最近は解けなかったものは私の授業で補い、無理はしない、ということにしています。

私の方では、最近は文章題ばかりに取り組んでいるので、お母様から家庭学習の様子を聞くと、授業では気がつかなかったところに気付かされ、逆にやるべきこと、授業の方針を立てやすくなります。受験に向けて、無理のない範囲で家庭学習を進めてもらい、私の授業と上手く連携させて相互に補いあえるように、ご家庭とよく話し合っていくことが大事だなと、強く実感します。

魅力を伝える

勉強に限らず、音楽でもスポーツでも、物事の魅力を伝えることって、とても素敵なことだなあと、いつも思います。特に家庭教師を始めてからは、生徒と関わる中で、物事に対して自分が感じている魅力をどれだけ彼らに伝えられるかということが、自分の中の一つの指標にもなっています。上手く伝えられたときは、とても良い時間を過ごせたという実感があり、生徒さんもとても楽しそうにしてくれます。

とはいっても、授業の中でいつもそれを実現するのは、とても難しいことだとも実感しています。なにしろ、魅力を伝えるというのはそもそも私自身がそのことについての魅力を知っていなければならないからです。私も中学、高校とたくさんの先生に色々な教科を教えてもらいましたが、本当に魅力的な授業をする先生は、先生自身がその分野を深く知って魅力を感じているということが伝わってきます。

私にも得手不得手や好みがあるので、全ての事に魅力を見出すことは難しいですが、授業の中で私の知っている色々なことの「魅力」を最大限に伝えられるように、頑張っていきたいと思います。

移動時間

今私は中3の女の子と小5年の男の子を見ていますが、それぞれのご家庭まで自転車で通っています。どちらのお家も結構な距離があり、男の子の方は片道30分、女の子は片道なんと50分かかります。友人にそのことを話すと呆れられますし、確かに忙しいときには大変なこともありますが、私は結構この自転車の時間が気に入っています。授業に行く前には、自転車をこぎながら、今日は何を話そうか、どんな授業をしようか、と考えたり、生徒さんの今の状態について思いを巡らせたりします。そして、授業が終わった後は、今日の授業はどうだったかなあ、と自分の授業中の言葉を反省したり、次はどうしようかと考えたり、生徒さんとの関わりを見つめなおす時間にしています。日常生活の中で、意識的に色々なことを内省する時間を作っていくのは難しいですが、移動時間を多くとっていることで、自然とそれができている感じがします。今後も遠い距離にめげずに、生徒さんの家へ通っていきたいと思います。

英語力

私は今中学2年生の女の子をうけもっていて、英語と数学を教えています。

英語は、中学校の教材に沿って、まず例文の文法を解説し、そのあとそれに関連する問題を解いてもらう、という方法で進めています。私の感触では、一つ一つマス目を塗りつぶすように、着実に力がついているのではないかと思っていますが、時々ふと、「本当にこれで英語ができるようになるのだろうか?」と、教えてる自分自身が疑問に思うことがあります。特に、いかにも例文らしいありきたりな文章や、堅苦しい文章を解説していると、なにか言語を教えているというよりはただパズルの規則を教えているような気になってきて、違和感を感じます。

話が少し飛びますが、私は先日海外旅行に行ってきました。スイスとフランスに行ってきたのですが、ホテルやお店でのコミュニケーションはほとんど英語です。スイスもフランスも、現地の人の母国語はフランス語なので英語はネイティブではありませんが、かなり流暢に話せる方も多く、驚きました。また、自分自身英語を使って人とコミュニケーションをとって、英語は人と人をつなぐ「言葉」であるという、当たりまえのことを実感し新鮮な気持ちになりました。

日本にいて、ただ教科書や問題集に沿って英語を学んでも、なかなか本当の英語力はつかないのではないかと思います。英語を学ぶことは確かに勉強に違いありませんが、学校のテストや受験に合わせた学習だけでなく、生きた言語として身につけていくことが大切ではないかと感じました。

選択する力

去年の春に家庭教師を初めて、早いものでもうそろそろ1年がたとうとしています。今担当しているのは、小学校4年生の男の子と中学校2年生の女の子です。教えていることはばらばらで、当然のことながら性格も全然違います。毎回毎回、一人の「人間」としてどうかかわっていくか、悩んだり試行錯誤したりしながら進んでいます。その子その子によって、得意不得意も違えば、伸ばすべきところ、持っている力も違います。その子にとって一番大切なのは何だろうか、ということを大切に授業に臨むようにしています。

さて、そんなタイプの違う2人ですが、2人に共通して伸ばしていってほしい、身につけてほしいと思う力があります。それは、これから中学校に行き、高校・大学、あるいは専門学校、社会に出ていくにあたって、「自分自身で考え、選択する」という力です。今はきっと、勉強はやらされるもので、学校も行かなければならないもの、と彼らは考えていると思います。しかし今後は、自分の能力や、性格に合わせて、様々な進路を選択することになります。そのとき、親や教師に言われて与えられたものではなく、自分でしっかり考え、選択していってほしいと思っています。それはただ好き勝手に進路を選ぶということではなく、自分自身の選択に責任をもつことにもなります。「自分で選んだ道だから」と胸を張って言ってほしいなあと、思っています。

私自身も、まだ学生なので、これから進路を選択していくことになります。ここに書いたように、周りに流されるような選択ではなく、自身をじっくり振り返って進路を決めていきたいと思います。

2018年10月
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