「しんどくない」から始める
4月から家庭教師のお仕事をさせていただいています。
小学生の生徒の算数を指導していますが、大学受験と中学受験とでは、それに適する指導方法が全く違うと感じています。
大学受験では、生徒は学習の仕方をある程度実につけており、教える側としては、「何を教えるか」が大事です。
ところが、小学生は勉強のやり方がわかっていません。ですから、中学受験では「どう教えるか」が重要となってきます。
小学生は理屈を説明しても納得してくれません。むしろ詳しく説明するほど退屈してしまいます。
ですから、いまいち理解できていないことがらがあれば、絵や図を使うなど感覚に訴えかけて、退屈させず「しんどくない」教え方をするのが有効です。
そして、たとえ感覚的に解いただけであっても、問題が解けたらしっかりほめて、「できた!」と思わせてあげることが重要です。
以上のことは当たり前で単純なことですが、中学生・高校生の指導経験もある私は、小学生には違う指導法が必要なことをしっかり意識しないといけないと感じたので、改めて書かせていただきました。
2010年5月3日 | 家庭教師レポート | tenkanokitchen(京大工物) | コメント(1)